「何人も会っているのに、好きになれる人がいない」
「プロフィールを見ても、会いたいと思える男性がいない」
婚活を続けていると、ふと「世の中にはいい人なんていないんじゃないか」と立ち止まってしまうこと、ありますよね。周りが結婚していく中で、私だけが取り残されているような気持ちになり、焦る日々。私もそうでした。
「私が高望みしすぎているのかな」「もっと条件を下げなきゃいけないの?」と思い悩んでいる30代の女性へ。
30歳から約10年間婚活を続けた私から、一つだけお伝えしたいことがあります。
それは、「いい人がいない」と感じたとき、無理に条件を下げようとするのではなく、一度「自分自身」を見つめ直してみてほしいということです。
この記事では、条件ばかりを追いかけて迷走していた私が、どうやって「自分にとってのいい人」に気づき、38歳で結婚できたのかをお話しします。
婚活で「いい人がいない」と感じるのはなぜ?
婚活を頑張っているのに、どうして「いい人」に出会えないのでしょうか。
もしかするとそれは、あなたが相手に求めるものが多すぎるからでも、あなたに魅力がないからでもなく、婚活の進め方そのものに理由があるのかもしれません。
条件が増えるほど、会える人は少なくなる
年齢、年収、学歴、身長、長男ではないこと……。結婚相手に求める条件を持つのは、決して悪いことではありません。
でも、その条件を「絶対に譲れないもの」として掛け合わせていくと、すべてを満たす男性はどんどん少なくなってしまいます。入り口を狭くしすぎているせいで、本当は相性のいい人まで弾いてしまっている可能性があります。
プロフィールだけで「あり・なし」を決めてしまう
アプリや相談所のプロフィール画面には、数字やデータが並んでいます。それだけを見て「この人はなし」「この人はあり」と機械的に仕分けをしていないでしょうか。
写真を見て想像していた人と、実際に会ったときの印象が違うことは何度もありました。話すテンポや空気感、なぜか一緒にいて楽だと感じること。そういうものはプロフィールを眺めているだけでは分からないんですよね。
いつの間にか減点方式になっている
何人もの男性と会ううちに、「ここがダメ」「ここが気に入らない」と、無意識のうちに相手のマイナスポイントを探す減点方式になってしまうことがあります。
傷つきたくない、失敗したくないという気持ちが強いほど、相手の欠点ばかりに目がいってしまい、「いい人がいない」という結論に結びつきやすくなります。
そもそも「私にとってのいい人」が分かっていない
実はこれが一番大きいのだと、今の私は思っています。
世間一般の「ハイスペックな男性」や、親が喜ぶような「条件のいい男性」を探してはいませんか。自分がどんな人と一緒にいるときが一番リラックスできるのか、そこがすっぽり抜け落ちてしまっていることは少なくありません。
「いい人がいない」のではなく、自分にとっての「いい人」がまだ見えていないこともあると思います。

私も男性を「カタログ」のように見ていました
偉そうなことを書いてしまいましたが、かつての私も、男性をプロフィール上の「スペック」でしか見ていませんでした。
30代に入り焦っていた私は、相手の年齢、容姿、そして何より「年収」を気にして、ひたすら画面をスクロールしていました。
今振り返ると、あの頃の私は、その人の人柄や人物そのものを見ようとしていたわけではありません。
まるで、通信販売のカタログデータを見ながら、「もっと性能が良くて、見栄えのいい商品はないか」と買い物をしているような気持ちだったのだと思います。
でも、実際に会ってみると、写真とはまったく印象が違ったり、会話のテンポが噛み合わなかったり。プロフィールだけでは分からない「居心地の良さ」や「相性」というものがあることに、少しずつ気づき始めました。
婚活で探しているのは「条件のいい男性」ではなく、これから毎日を一緒に暮らしていく人なんですよね。
条件がいい人=私に合う人、ではありませんでした
婚活を続ける中で、一度、誰もがうらやむような高収入の商社勤務の男性とお会いしたことがあります。
お見合いが決まったときは「ついにこんな条件のいい人と会える!」と、とても嬉しかったのを覚えています。
でも、いざお話ししてみると、彼の口から出るのは仕事の自慢話ばかり。私の話にはほとんど興味を示してくれませんでした。
決して彼が悪い人だったわけではありません。ただ、私が求めているコミュニケーションの形とは大きく違っていて、一緒にいても心が休まらなかったんです。
この経験から、私は「条件がいい人=私に合う人」ではないと痛感しました。
それからは、「年収だって、今の時代は二人で働けばなんとかなる」と考えるようになり、数字上の条件を以前ほど重要視しなくなりました。
その代わり、住んでいる場所の感覚が近いか、趣味を楽しめるか、そして何より「価値観」が合うかどうかを大切に見るようになったんです。
条件を捨てたのではなく、「結婚して一緒に暮らすなら何が大切なのか」を考えるようになりました。

10年婚活して思うのは、背伸びしなくていいということ
約10年間、うまくいかないことも含めて本当にいろんな経験をしてきました。
その結果として今、私が感じているのは、「生涯のパートナーは、自分とだいたい同じレベルの人が理想的なのではないか」ということです。
ここで言う「レベル」とは、年収や学歴、容姿といった上下関係のことではありません。
金銭感覚や生活の感覚が似ていて、会話のテンポが合い、日常の価値観を共有できる。つまり、「無理をして相手に合わせなくても一緒にいられること」です。
条件ばかりを追ってハイスペックな男性を求めていた頃は、無意識のうちに相手に合わせて背伸びをしていました。でも、毎日背伸びをしながら何十年も一緒に暮らすなんて、絶対に疲れてしまいますよね。
条件のいい人に自分を合わせ続けるより、そのままの自分で一緒にいられる人のほうが、生涯のパートナーとして私には合っていました。
夫の第一印象は「普通の人」でした
私は37歳で、店舗型の結婚相談所「ツヴァイ」に入会しました。
そこで担当者の方から紹介されたのが、現在の夫です。
実際にお会いしたのは入会から約2か月後。待ち合わせ場所に現れた彼の第一印象は、本当に「普通の人」でした。
映画やドラマのようにものすごくときめいたわけでも、運命を感じたわけでもありません。
ところが、お茶を飲みながら話してみると、不思議なくらい自然に会話が続いたんです。
彼は私の話をしっかりと聞きながらうなずいてくれて、なんだか昔からの友達と話しているような感覚がありました。あっという間に時間が過ぎて、「また会いたいな」と素直に思えたんです。

プロフィールの数字ばかり眺めていたのに、実際に結婚した夫の第一印象は「普通の人」でした。
婚活を始めた頃に探していた「条件のいい人」と、実際に私が結婚した「一緒にいて自然な人」は、同じではありませんでした。
プロフィール上の条件だけでは絶対に分からない「居心地」や「自然さ」が、そこにはありました。

「いい人」を探す前に、自分のことを書き出してみてほしい
10年間の婚活を振り返って、今、婚活で悩んでいる女性にぜひやってみてほしいことがあります。
それは、婚活を「自分自身を棚卸しする機会」にしてみる、ということです。
一度、お気に入りのノートを開いて、今の自分について思いつくままに書き出してみてください。
まず、自分の強みと弱みを書いてみる
自分が得意なこと、好きなことだけでなく、「どうしても苦手なこと」「他人にされたら嫌なこと」を書き出します。
見栄を張る必要はありません。ありのままの自分を文字にしてみるんです。
どんな結婚生活をしたいのか考える
「休日は二人でアクティブに出かけたい」のか、「家で別々のことをしながらのんびり過ごしたい」のか。
どんな夫婦になりたくて、どんな生活を送りたいのかを具体的にイメージしてみます。
その自分には、どんな男性が合いそうか考える
ここが一番大切です。
「そうか、私はこういう人間なんだ」「こういう生活がしたいんだ」ということが見えてきたら、そのあとに「だったら、こういう男性が私には合うのかもしれない」と考えてみてください。
理想の男性を先に決めるのではなく、自分を知ってから、自分に合う男性を考える順番です。

私自身、「私はこういう人間だから、背伸びしない関係がいいんだ」と腑に落ちてから、婚活が少し楽になりました。
婚活は相手を探す作業だと思っていました。でも10年続けてみて、自分がどんな人間なのかを知る作業でもあったんだと思います。
この棚卸しの時間が、結果的に自分にとっての「いい人」への距離を縮めてくれるのだと、私は今そう感じています。

それでもいい人がいないなら、出会う場所を変えてみる
自分を見つめ直してみて、それでも「今いる場所には、やっぱり私に合う男性がいない」と感じるなら、出会う場所、つまり婚活方法そのものを変えてみるのも一つの選択肢です。
私自身、マッチングアプリからオンライン結婚相談所の「naco-do」へ、そして店舗型の「ツヴァイ」へと、婚活する場所を変えてきました。
例えば、naco-doで約1年間活動したときは、アプリよりもずっと結婚への意欲が高い男性と会える実感がありました。ただ、私の住んでいる地域柄、県外の方との出会いが多くなってしまったり、オンラインや電話中心のサポートだと私の本音をうまく伝えにくかったりして、もっと具体的なアドバイスが欲しい私には合わない部分もありました。
だからといってサービスが悪いわけではなく、単に私との相性の問題だったんです。
出会う場所を変えると、出会える男性の層が変わるだけでなく、自分自身の婚活の進め方や向き合い方も大きく変わります。
一人で分からなくなったときは、第三者から客観的な意見をもらえる場所へ環境を移してみるのも、前に進むきっかけになりますよ。
「いい人がいない」で、婚活を終わらせなくていい
婚活で「いい人がいない」と悩み、立ち止まってしまう気持ちは痛いほど分かります。
相手への条件を持つことは悪くありませんし、理想を全部捨てる必要もありません。でも、スペックやプロフィールだけでは、人は絶対に分かりません。
「いい人がいない」と思ったら、さらに条件を増やして次の男性を探す前に、一度ノートを開いて自分自身のことを書き出してみてください。
「私はどんな人間なんだろう」「どんな毎日を送りたいんだろう」。そこが見えてくると、自分にとっての「いい人」も、少し違って見えてくるかもしれません。
そして、今いる場所でどうしても出会えないのなら、別の婚活方法があることも知ってほしいなと思います。
いい人がいないと思ったら、条件を下げる前に、まず「自分にとってのいい人」を考えてみてほしいです。
どんな婚活方法が今の自分に合うのか分からないときは、最初から一つに絞らなくても大丈夫です。まずはどんな場所があるのか、比較して眺めてみるところから始めてみませんか。






















プロフィールの数字を眺めているときは、人間を探している感覚が薄れていたのかもしれません。